ベートーヴェン交響曲全曲シリーズ第3回
(東京シティ・フィル創立35周年記念)
11月11日(木) 東京オペラシティ
さて、今夜は10月22日にリポートした東京オペラシティに再びやってきました。(10月22日のリポート見てくれたかな ?)
今度は、大きな方の 「コンサート・ホール」・・・その入口に進んでいくと右手の下から楽しい音楽が聴こえて来た。何だろう・・・

巨大なクリスマス・ツリーに、灯りを点灯するイベントだった !!
ええっ、もうそんな季節・・・。
ゲネプロが終わったホールは、ステージの上も、入り口もスタッフの人たちが準備に追われていた。この人たちにもドキドキする時間なんだね。


いよいよお客様の入場
この日は、東京シティ・フィルというオーケストラが生まれて35年目の記念のコンサートで、5月から来年の3月にかけてベートーヴェンの9曲の交響曲を演奏しようというプロジェクト。指揮者はこのオーケストラの中心になってきた常任指揮者、飯守泰次郎さん。13年間この役割をしていて、実は10年前にも「ベートーヴェン交響曲全曲演奏」をしている。
・・・ナーンだ、同じ事の繰り返し ?
僕たちは「ベートーヴェン、あぁ知ってるよ」「なんだかスゴイけど、古くさいよなー」。
それもタシカだ。
だって200年にもわたって世界中の偉大な音楽家たちが、演奏してきたんだもの。
飯守さんも、シティ・フィルも、何十回となくベートーヴェンを演奏してきた。
「じゃナゼ、同じ事するの ?」
ベートーヴェンは「音楽で自分のメッセージを伝えよう」とした最初のひと。そのために何度も失敗を重ねながら、曲を書き直し、工夫を重ね、誰も書けなかったような人のこころに迫る革命的な音楽を残した。
・・・だから大勢の音楽家が、その魅力を引き出そうと色々な工夫をし、それを書き留めた楽譜も数えきれない程あるんだ !!??
今回のコンサートでは、風変わりな天才指揮者で作曲家だったマルケヴィッチというひとが、生涯をかけて自分の考えを伝えた楽譜が使われていた。
世界でもあまり知られていないこの楽譜がある事を知った飯守さんは、「なぜベートーヴェンが、この曲を書いたのか」もう一度考え直すキッカケにしようとした。
だから演奏が始まる前、飯守さんはマルケヴッチの考えを、ピアノで弾きながらお客様に語りかけました(ピアノは、コンサートには必要のない楽器でしたが)。

演奏会のプログラムは、ベートーヴェンの「レオノーレ」第三番という序曲、交響曲第一番と第三番「英雄」。指揮者としてヨーロッパや日本で50年間続けてきた飯守さんが、豊かな経験をもとにもう一度ベートーヴェンと向かい合った熱気は、オーケストラに伝わり、客席に熱い音の波として伝わってきました。指揮者と音楽家たちの見えない糸、メンバー同士の目配せ、全員の波打つような体の動き・・・。
このコンサートに参加してくれたのは7人の皆さん。コンサートの後は、みんな顔が赤らんでいたような気がしました(興奮、それとも会場の熱さ ?)。オーケストラを聴くのは2度目というKさん(13歳)と、ヴァイオリンを習っているというTさん(17歳)は、飯守さんと対面。恥ずかしがりやだったけど、とても嬉しそうだった !!

世の中には、素敵な音楽がたくさんあって私たちをいやしたり、元気を与えたり、楽しい時間を過ごさせてくれる。でも、オーケストラは何か「特別」だよね。

















帰り道に撮ったもう一つの入口。もう誰もいなかった・・・。
















